仕組みを知るためのHTML・CSS基本用語集

HTMLとCSSに関わる言葉の意味

HTMLやCSSを書き進める上で、避けては通れない「名前」があります。
これらは、ブラウザ(画面)に対して「ここを、こうしてほしい」と正確に伝えるための共通のルール(言葉)です。

意味を知らなくてもコードは書けますが、言葉の役割を正しく知ることで、迷わずにデザインを支配できるようになります。

用語読み(役割)解釈
タグ (Tag)標識< > で囲まれた記号。<a><li> そのもの。
セレクタ (Selector)照準CSSで「誰を」変えるか指名する名前。.entry-title など。
疑似クラス (Pseudo-class)状態の指定:nth-child(1):hover。特定の順番や、その時の状態を精密に指定する。
プロパティ (Property)属性colorfont-size。何を変えるかという「項目」。
値 (Value)数値・設定#43577a18px。プロパティに与える「具体的な中身」。

「では、これらの言葉が実際のコードの中でどのように機能しているのか。その『設計図の解剖』を見てみましょう。」

タグとセレクタ

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タグ セレクタ 要素の中身

プロパティと値

.entry-title{color: #43577a;}

.entry-title { color: #43577a; }
セレクタ プロパティ 値(バリュー)

デザインを支えるCSS

名前は難しいですが、やっていることは単純です。
カッコの中に数字を書くことや、文字を後から付け足すこと
その一つひとつの動作に、たまたま世界共通の難しい名前がついているだけなのです。

用語読み(役割)解釈
疑似要素新しい要素の生成HTMLに直接書かなくても、CSSを使って「文字」や「記号」を後から付け足す機能
ボックスモデル余白の仕組みすべての文字や画像は「透明な箱」に入っているという考え方。箱の周りのスキマ(余白)のルール。
カッコ内の数字(引数・ひきすう)nth-child(1)(1) のこと。具体的に「何番目か」を指さして教えるための数字。
設定の一行(宣言・せんげん)color: #43577a; のように、色やサイズの「指示を一文にまとめたもの」

疑似要素(付け足し)の活用例

HTMLを書き換えなくても、CSSで ::before を使えば、タイトルの前に「NEW」や「■」などの記号を後から付け足せます。

例:.entry-title::before { content: “NEW”; } /* タイトルの前にNEWを表示 */

ボックスモデル(余白の仕組み)の活用例

padding(内側の余白)を調整すれば、箱の中身を窮屈にせず、読みやすいスキマを作れます。

例:.entry-item { padding: 15px; } /* 箱の中に15pxのゆとりを作る */

カッコ内の数字(引数)の活用例

nth-child(1) のように、カッコの中に「何番目か」を指さす数字を書くだけで、特定のターゲットを指定します。

例:.entry-item:nth-child(1) { color: red; } /* 1番目の項目だけ赤くする */

設定の一行(宣言)の活用例

color: #43577a; という一行の指示を書くことが、ブラウザへの正式な命令になります。

例:.entry-title { color: #43577a; } /* タイトルを群青色にする指示 */

ルールの先にある自由なデザイン

言葉の意味を知ることは、ブラウザを自由に操るための第一歩です。

最初は難しく感じるかもしれませんが、一つひとつのプロパティや値を積み重ねていけば、理想のデザインは必ず形になります。