WordPressプラグインを減らしていった話|必要なものだけ残す運用メモ

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WordPressを使い始めたころは、「便利そうだから」という理由でプラグインを入れることがよくありました。

広告の管理、バックアップ、サイトマップ、画像の整理、表示速度の調整など、プラグインを使えば管理画面だけでできることが増えていきます。機能を追加できるのは、WordPressの大きな魅力です。

ただ、運営を続けていくうちに、プラグインは「増やすこと」よりも「残すものを選ぶこと」のほうが大切だと感じるようになりました。便利なものを足していくだけでは、あとから管理するものも増えていきます。

ミコトホドで実際に使ってきたプラグインを振り返りながら、便利さだけでなく、安定性や管理のしやすさを考えてプラグインを整理していった記録をまとめます。

ここでまとめているのは、「このプラグインを必ず入れるべき」というおすすめ一覧ではありません。ミコトホドでの運用を通して感じた、プラグイン整理の考え方です。

目次

プラグインは便利だけど、増やしすぎると管理が重くなる

プラグインは、WordPressに足りない機能を補ってくれる便利な仕組みです。ただ、便利だからといって増やし続けると、今度はアップデートや設定、相性の確認など、管理するものも増えていきます。

  • アップデートの確認
  • プラグイン同士の相性
  • 設定項目の管理
  • 表示速度への影響
  • セキュリティ面の確認

最初は「できることが増えて便利」と感じていても、運営を続けるほど「本当に必要なのか」を考える場面が増えてきます。ミコトホドでも一時期はいろいろなプラグインを試していましたが、今は必要な役割ごとに整理し、常用するものと必要なときだけ使うものを分けています。

残すプラグインを考えるときの基準

プラグインを整理するときは、「有名だから」「おすすめされているから」だけでは判断しません。ミコトホドでは、プラグイン名よりも、まず役割で見るようにしています。

  • バックアップに関わるもの
  • セキュリティや不正アクセス対策に関わるもの
  • サイトマップや検索エンジンへの通知に関わるもの
  • データベースやメンテナンスに関わるもの
  • 広告管理に関わるもの
  • 一時的な確認や作業に使うもの

役割ごとに分けてみると、「常に有効化しておくもの」と「必要なときだけ使えばよいもの」が見えやすくなります。

プラグインを整理するときは、まず「そのプラグインが何のために必要なのか」を言葉にしてみる。この確認だけでも、残すか外すかを判断しやすくなります。

常用しているプラグインと、必要なときだけ使うプラグイン

プラグインは、すべてを同じ扱いにしないほうが管理しやすくなります。バックアップや日本語環境の補助など、日常的な運営に関わるものは常用する価値があります。

一方で、デバッグや一括作業、メンテナンスに使うプラグインは、必要なときだけ有効化する使い方もできます。ミコトホドでも、すべてのプラグインを常に動かすのではなく、役割に応じて使い分けています。

常用しやすいプラグイン

常用する候補になるのは、サイト運営の土台に関わるものです。

  • バックアップ用のプラグイン
  • 日本語環境を補助するプラグイン
  • サイトマップを生成するプラグイン
  • 広告管理に必要なプラグイン

これらは日々の運営で役割がはっきりしているため、残す理由を説明しやすいものです。

必要なときだけ使うプラグイン

一方で、普段は無効化しておいても困らないプラグインもあります。

  • データベースの状態を確認するもの
  • 不具合の調査に使うもの
  • 画像やアイキャッチを一括操作するもの
  • メンテナンス時だけ使うもの

こうしたプラグインは便利ですが、常に有効化しておく必要があるかは別です。使う場面が限られているなら、必要なときだけ有効化する運用でも十分です。

たとえば、Query Monitor はサイト内部の処理やエラー、読み込み時間などを確認できる便利なプラグインです。ただ、普段から常に見るものではないため、ミコトホドでは不具合調査や動作確認のときに使うものとして扱っています。

必要なときに有効化し、作業が終わったら無効化する。この使い方だけでも、プラグイン管理はかなり楽になります。

なお、WordPressのサイトヘルスでは、無効化されたプラグインの削除を促されることがあります。不要なプラグインを残さないことは大切です。ただ、メンテナンス用や一時的に使うプラグインまで、必ずすぐ削除しなければいけないわけではありません。

残す理由があるものは、更新状況や安全性を確認しながら管理する。使う予定がないものは削除する。ミコトホドでは、このくらいの距離感でプラグインを扱っています。

ミコトホドで特に重要だと感じている役割

ここでは、ミコトホドで特に重視している役割を挙げていきます。

バックアップ

WordPress運営で、バックアップは特に重要です。記事本文だけでなく、画像、テーマ、プラグイン、データベース、設定など、WordPressのサイトは複数の要素で成り立っています。

WordPress標準のエクスポート機能だけでは、サイト全体をそのまま復元できるわけではありません。そのため、ファイルとデータベースをまとめてバックアップできる仕組みは用意しておきたいところです。

ミコトホドでは、バックアップ用に UpdraftPlus を使っています。データベース、プラグイン、テーマ、画像などをまとめて保存できるため、サイト運営の土台として残す理由を説明しやすいプラグインです。

データベース操作や大きな設定変更を行う前は、必ずバックアップを取ってから作業しています。

セキュリティと不正対策

セキュリティ系のプラグインは、サイトの運営方針やサーバー環境によって必要性が変わります。サーバー側の機能で足りることもあれば、プラグイン側で補いたいこともあります。

大切なのは、何となく入れるのではなく、「何を守るために入れているのか」を把握しておくことです。入れている理由を説明できないものは、見直しの対象になります。

また、セキュリティ系のプラグインは、過去の脆弱性情報や更新状況も確認しておきたい種類です。便利であっても、長く更新されていない場合や、運用に不安を感じる場合は、残すかどうかを考え直します。更新されていない場合や、運用に不安を感じる場合は見直しの対象になります。

サイトマップと検索エンジンへの通知

サイトマップや更新通知に関わるプラグインも、運営初期には気になりやすい部分です。検索エンジンにサイト構造を伝えたり、記事の更新を知らせたりする仕組みは大切です。

ただし、WordPress本体やテーマ、SEO関連の機能でも近い役割を持っていることがあります。複数の機能が重なっていないかは、確認しておきたいところです。

ミコトホドでは、必要な機能を確認しながら、役割が重複しすぎないように整理しています。

広告管理

広告を扱う場合は、広告コードをどこに入れるか、どのページに表示するかを管理する必要があります。テーマ側で広告管理がしやすいなら、専用プラグインを使わずに済むこともあります。

一方で、細かく表示位置を管理したい場合は、広告管理用のプラグインが役立ちます。ここも「必ず必要」と考えるのではなく、テーマの機能と自分の運用方法に合わせて決める部分です。

注意しているプラグインの種類

プラグインの中には、便利でも扱いに注意したいものがあります。ミコトホドでは、効果が分かりやすいものほど、設定や影響範囲を確認してから使うようにしています。

高速化系プラグイン

高速化系のプラグインは、効果を感じやすい一方で、設定が重複しやすい種類です。テーマ側の高速化設定、サーバー側のキャッシュ、プラグイン側のキャッシュや圧縮機能が重なると、思わぬ表示崩れや不具合につながることがあります。

そのため、ミコトホドでは「何を高速化したいのか」を決めてから、必要な機能だけを使っています。

高速化系は、入れれば入れるほど速くなるものではありません。機能が重なっていないかを確認することが大切です。

データベース操作系プラグイン

データベースを掃除したり、最適化したりするプラグインは便利です。ただし、データベースには記事本文、設定、ユーザー情報など、WordPressの大切な情報が入っています。

不要なデータを削除できる一方で、操作を間違えると取り返しがつきにくい部分でもあります。この種類のプラグインを使うときは、必ずバックアップを取ってから作業しています。

アクセスログや人気記事系プラグイン

人気記事を表示するプラグインは、見た目にも便利ですし、内部リンクを増やす目的でも役立ちます。ただ、アクセスログをサイト内に溜め込むタイプのものは、運用方法によってデータベースが大きくなりやすい点に注意が必要です。

ミコトホドでは、人気記事を自動表示する便利さと、サイトの軽さや管理のしやすさを天秤にかけるようになりました。Googleアナリティクスなどで読まれている記事を確認し、手動でリンクを設置する方法でも十分な場面があります。

プラグインを減らして感じたこと

プラグインを減らすと、できることが減るように感じるかもしれません。けれど、実際には逆で、管理するものが減ることで、サイト全体の状態を把握しやすくなりました。

  • 何のために入れているか分かる
  • 不具合が起きたときに原因を探しやすい
  • 設定の重複を避けやすい
  • 更新状況を確認しやすい
  • サイトの方向性を整理しやすい

もちろん、必要なプラグインまで無理に削る必要はありません。大事なのは、数を減らすことそのものではなく、「なぜ残しているのか」を自分で説明できる状態にすることです。

まとめ

WordPressプラグインは、サイト運営を助けてくれる便利な仕組みです。ただ、便利だからといって増やし続けると、管理が重くなったり、機能が重複したりします。

ミコトホドでは、プラグインを次のように考えるようになりました。

  • 必要な役割がはっきりしているものを残す
  • 常用するものと、必要なときだけ使うものを分ける
  • 高速化系やデータベース操作系は慎重に扱う
  • 便利さだけでなく、管理しやすさも見る
  • バックアップは特に大切にする

プラグイン選びに正解はありません。サイトの目的、使っているテーマ、サーバー環境、運営者の管理しやすさによって、必要なものは変わります。

だからこそ、定期的に見直して「今の自分のサイトに本当に必要か」を確認することが大切です。

プラグインを増やすか減らすかで迷ったときに、この運用メモがひとつの判断材料になれば幸いです。

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