Ryzen 7 9700Xが4万円前後に。PCパーツ高騰の中でも選びやすいCPU

Ryzen 7 9700Xが4万円前後に。PCパーツ高騰の中でも選びやすいCPU
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※価格は2026年8月22日時点で確認できた情報をもとにしています。

PCを組もうとしている人にとって、2026年はなかなか厳しい状況が続いています。

メモリ価格は上昇が続き、GPUも一部製品で実売価格が上がり始めました。予算を決めて構成を考えていても、数か月前と同じ価格では組めなくなってきています。

そんな中で、少し頑張ってくれていると感じるのがRyzen 7 9700Xです。

CPUまで一緒に高くなっているわけではなく、9700Xは現在4万円前後で購入できる状況が続いています。ミコトホドでは以前から、9700Xを単純な性能だけではなく、発熱や消費電力とのバランスが取りやすいCPUとして見ています。

今のPCパーツ価格を考えると、この扱いやすさは以前より価値が出てきたように思います。

目次

PCパーツが高くなる中、9700Xは4万円前後

PCパーツの価格を比較できる「価格.com」でRyzen 7 9700Xの価格推移を見ると、2026年8月19日時点の最安価格は39,980円です。

7月下旬には38,980円まで下がっていた時期もあり、現在もおおむね4万円前後で推移しています。発売当初の参考価格は68,717円なので、そこから見るとかなり買いやすくなりました。もちろん、「8月に入って急激に値下がりしている」という状況ではありません。

正確には、すでに価格が下がった状態で、4万円前後の安値圏を維持していると見る方がいいでしょう。

一方、メモリ市場を調査しているTrendForceでは、2026年第3四半期もPC向けを含むDRAM価格の上昇が続くと予測しています。PCを構成する部品すべてが同じ方向に動いているわけではなく、メモリなどが高くなる中でも、CPUの9700Xは比較的選びやすい価格に残っています。

ミコトホドが9700Xを推したい理由は価格だけではない

Ryzen 7 9700Xは、Zen 5世代の8コア16スレッドCPUです。AMDの公式仕様では最大ブーストクロック5.5GHz、TDPは65Wとなっています。

TDPはCPUの消費電力そのものをそのまま表す数字ではありませんが、CPUの発熱や冷却環境を考えるうえで一つの目安になります。上位CPUには、より多くのコアを搭載し、高い性能を狙った製品もあります。

ただ、CPUを高性能にすればするほど、CPU本体だけでなく、冷却性能の高いCPUクーラーや電源、ケース内部のエアフローまで考える必要が出てきます。9700Xはその点、8コア16スレッドという十分な処理能力を持ちながら、消費電力を比較的抑えやすいところが特徴です。

ゲームだけではなく、普段使い、画像編集、動画編集、プログラミングなどを一台でこなしたい場合にも使いやすい構成です。

ミコトホドでは、こうした性能・価格・扱いやすさのバランスを9700Xの強みとして見ています。

発熱と消費電力を抑えやすい

CPUの温度や消費電力というと、少し難しく感じるかもしれません。ですが、実際のPC選びではかなり分かりやすいメリットがあります。

PCやCPUの検証を行っている専門メディア「PC Watch」がRyzen 7 9700Xをテストしたところ、Cinebench 2024実行時のCPU温度は平均62.8℃、最大64.5℃。CPU消費電力は平均88Wでした。

同じテストで従来モデルのRyzen 7 7700Xは平均119.1Wを消費しており、9700Xの方がかなり低く抑えられています。もちろん、CPU温度は使用するクーラーや室温、PCケースによって変わります。それでも、9700Xが省電力・低発熱を狙ったCPUであることは、実際の検証結果からも確認できます。

発熱を抑えやすければ、必要以上に大型で高価なCPUクーラーを選ばなくても構成しやすくなります。

消費電力が抑えられれば、PC内部の熱も増えにくく、ファンを高速で回す必要も減らしやすい。結果として静かなPCを作りやすくなるメリットもあります。

CPUだけを見るのではなく、PC全体を無理なくまとめやすいのが9700Xの良さです。

PC全体が高くなっている今だからこそ、CPUまで無理に上げなくていい

メモリやGPUの価格が上がると、PC全体の予算も当然厳しくなります。こういう状況では、すべてのパーツを上位モデルにするより、用途に対して十分な性能を持つところで止めることが重要です。

ゲーム性能を最優先するのであれば、CPUをさらに上位へ変更するより、その予算をGPUに回した方が効果が大きい場合もあります。ゲーム以外にも制作や普段使いをするなら、メモリ容量やSSD容量を削りすぎないことも大切です。

その中でRyzen 7 9700Xが4万円前後に収まっているのは、かなりありがたい状況です。

8コア16スレッドの性能を確保しながら、発熱や消費電力も抑えやすい。高額な最上位CPUではありませんが、だからこそPC全体の構成を考えやすいCPUでもあります。

今後も4万円前後を維持する保証はありませんし、さらに安くなる可能性もあります。

ただ、メモリやGPUなど別のパーツで予算が膨らみやすくなっている現在、CPUまで無理に上位モデルへ変更する必要はないと考えています。少なくともRyzen 7 9700Xは、PCパーツ価格が厳しくなっている中でも、まだ選びやすさを残しているCPUです。

この記事で参考にした情報

この記事は、2026年8月22日時点で確認できた以下の情報を参考にしています。販売価格は変動するため、購入時には最新価格をご確認ください。

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